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ムッシュムーリット、動画を見なくても「表編み」と「裏編み」ができるようになりました!
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それはよかった。表編みと裏編み、それぞれポイントがありましたよね?
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はい、表編みは「糸玉につながっている糸は編み針の向こう側へ、
針を入れる方向は手前から向こう側に」。
裏編みは「糸玉につながっている糸は編み針の手前に、
針を入れる方向は向こう側から手前に」です。 -
その通り。そして糸をかける時は、表編みも裏編みも左まわりでしたよね。
みなさんもポイントに気をつけながら練習をして、
この二つがきちんとできるようになってから、次に進みましょう。では今日もはじめましょうか。前回までで、まっすぐなものが編めるようになりました。
今回はそこから発展させて幅を広げたり、狭めたりする方法、そして編み終える方法を勉強します。
目を増やす(ねじり増し目)
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まずは目を増やす方法です。
いくつかやり方がありますが、ムーリットのキットによく出てくるのが「ねじり増し目」という方法です。まず表目を編みます(表編み)。
右手の針で横に渡る糸をすくい上げます。
すくい上げた糸を左手の針に移します。
移した目に右手の針を矢印のように入れて…
表目を編みます。
これで1目増えました。
このようにねじり増し目は、横に渡っている糸をねじらせて一目作って目を増やします
(逆にねじる場合もあり)。
ではこれはどこでねじり増し目をしているかわかりますか。 -
うんと…、わかりました!2目めと6目めです。
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正解。ではねじり増し目を動画で見てみましょう。
目を減らす(右上2目一度、左上2目一度)
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次に目を減らす方法に行きましょう。
まずは「右上2目一度」という方法です。
編み目記号では「」と表現するのですが、このマークのように
右側の目を左側の目にかぶせて減らします。でははじめます。
右手の針を矢印のように入れて目を移します。ここでは編まずにそのままにしておいてください。
次の目は表編みをします。
そしてここがポイントなのですが、最初に移しておいた目を今編んだ目にかぶせます。
これで終わりです。
動画で見てみましょう。
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次に「左上2目一度」
編み目記号では「」と表現し、先ほどとは逆に、左側の目を右側の目にかぶせて減らしていきます。はじめます。
右手の針を矢印のように入れます。
2目一気にです。
そして2目一緒に表目を編みます。
編めました。
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二つの目を一緒に編むだけなんですね。これ、簡単で好きです(笑)。
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要はそういうことです。念のため動画でも見てみましょう。
とめる(伏せ止め)
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では本日の最後。「とめ方」です。
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前回言っていた、あとはこれができればマフラーが編めるというあれですね。
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そうです。ここでは右の目を左の目にかぶせながら止めていく「伏せ止め」をやります。
最初の2目は表目で編みます。
最初の目を2番目の目にかぶせます。
この要領で、次の目も表目で編み、右側の目をかぶせます。
同じ動きを端まで繰り返していきます。
針を抜いて、輪っかを広げます。
その輪っかの中に糸端を入れて、きゅっと引っ張ります。引っ張りすぎないように注意してください。
では動画で見てみましょう。 -
でも、これで終わりではありません。糸を始末しておかなければ。
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ほんとだ。糸がついたままですもんね。
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その糸に「とじ針」を通します。編み物用の針は普通の針と違って穴が大きい針です。
編み地をつなぎ合わせる時などにも使うので1本持っているといいでしょう。こんなふうに編み目に2、3目くらい通します。
はさみでカットして
今度こそ、できあがりです。
今日のレッスンで マフラーやコースターなど四角いものが作れるようになりました。
さらに目を増やす、減らす方法も学びましたが、これはのちのちセーターを編む時にも役立ちますよ。 -
セーター!
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遠い道のりではありませんよ。
次回はMOORITでも特に質問の多い、編み地をはぎ合わせる方法などを学びます。 -
はい。色々と学んで頭の中がいっぱいになってきたので、ここで一度おさらいしておきます。