かぎ針編みと棒針編みの違いって?
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わかりました。まず棒針とかぎ針の違いですが、使う道具が違いますよね。 かぎ針編みは先がフックになっている針1本で編んでいきます。
針のサイズは2/0号から10/0号まであり、数が大きくなるほど太くなります。 棒針と同じように、糸によって使う針は異なりますのでお店の人に確認するか糸のラベルを見てみてください。 ムーリットには様々なサイズのかぎ針が8本入ったセットをご用意しています。 これからはじめようという方におすすめですよ。
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持ち手が竹なんですね。サイズが刻印されているのも素敵、かたちから入る私にぴったりです(笑)。
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ちょっぴり宣伝でした。道具だけでなく棒針編みとかぎ針編みでは編み地にも違いがでます。 同じ糸で同じものを編むと、かぎ針編みの方が地が厚くなるのです。 また伸縮性がないので、バッグやコースター、アクセサリーなどかたちがかっちりとしていてしっかりと編みあげたい時にむいています。
鎖編み
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さっそく編んでみましょう。かぎ針はこんな風にもってください。
そして糸端を5~6cm残して手にかけます。こうです。
最初の目は針を糸にあてて回転させてつくった輪から糸を引き出して作ります。 これは作り目の数に数えません。 つづいて「鎖編み」という方法で作り目をするのですが、ここは言葉で説明するより動画の方がわかりやすいと思います。 最初の目をつくるところから一連の動きでご覧下さい。
細編み
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作り目ができました。動きを覚えてしまえば、鎖編みは簡単ですね。
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では次に「細編み」をやってみましょう。 まずは立ち上がりの鎖を一目編みます。
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立ち上がり?
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立ち上がりとはそれぞれの段の最初に編む、鎖編みのことです。
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さっき習った鎖編みを一目つくればいいんですね。
鎖編みを一目編みました。
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そうです。そうしたら、作り目の裏山に針を入れます。
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え?裏山って?
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ここは大事なところなので細かく説明しましょう。こちらは鎖編みを表から見たところ、
そしてこちらが裏からみたところです。
細編みの1段目はこの鎖の裏にある裏山を拾っていきます。
立ち上がりの目は拾わないよう注意してください。ではやってみましょう。
裏山に針を入れて、糸を針にかけて引き出します。
針にかかった2本の糸を一度に引き抜きます。
これで細編みが1目編めました。
2目め以降を編む動画をご覧ください。
細編みが1段編めたら、編み地を回して2段目を編みます。 編み地の回し方ですが、編み地の右側を向こう側へ押して半回転させます。 そうすると編み地の左側にあった針が右にくるので2段目を編みはじめてください。
2段目は、また最初に立ち上がりの鎖編みを一目編みます。 そして次に拾うのは「前段の頭の鎖2本」です。
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頭の鎖2本?それはどこの部分ですか。
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図で説明しましょう。
2段目以降はこのように頭の鎖2本を拾って編んでいきます。
今日のレッスンはこれで終わりです。 細編みで正方形に編んでコースターをつくってもいいですし、つなぎ方を覚えればこんなカードケースもつくれますよ。
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かぎ針編みはどこの目を拾うかが大切ですね。正しい場所に針を入れられるように復習します。