KNITTING TUTORIALS : ボッブルの編み方と毛糸刺しゅう

In Diary

やわらかなウール糸「マリオラメリノ」2本どりで編む、チロル地方の伝統衣装のようなデザインの「チロリアンニットポーチ」キット

 


棒針編みのベースにかぎ針編みでボッブルを編みつけ、毛糸の刺しゅうを入れるなど、たのしい工程がたくさん登場するプロジェクトです。

きょうは、ふっくらとしたボッブル(玉編み)の編み方と、おまけとして毛糸刺しゅうの様子をお伝えしたいと思います。


■かぎ針を使ったボッブル(玉編み)の編み方

チロリアンニットポーチは、お好みのボリュームの玉編みを自由にいれていただく作品で、あえて編み方の指定はしていません。

今回は、作品例で編んだ「中長編み2目」を取り入れた玉編みを紹介します。ムーリットのオリジナルパターン「ビッグラップストール」の玉編みも同じ手法です。

 

写真で説明していきます(2本取りで編んでいます)。

▲ボッブルの手前まで編んだところ

 

▲次の目は、まずかぎ針を使って糸を引き出してから、「かけ目のようにかぎ針に糸をかけ、同じ目にかぎ針を入れて糸を引き出す(中長編み)」を2回繰り返します

 

▲糸を引き出す、かけ目+引き出す、かけ目+引き出す……まで終わったところ

 

▲針に糸をかけたら、すべての目を一気に引き抜きます

 

さらにこのままもうひと手順、玉編みを編地にしっかりと固定していきます。

▲玉編みを編んだ目の裏側から針を出して、一段下の目に表側から針を入れます

 

▲下の目に針を入れたら、糸をかけて引き抜ぬきます

 

▲玉編みができました!


▲できた玉編みを右針に移して、続きを編み進めます

 

この方法でつくる玉編みはふっくらと仕上がります。糸を引き出す加減は、何度か練習すると好きなボリューム感がつかめてくると思います。

 

■おまけ 毛糸刺しゅう

 

刺しゅうはやったことがないから不安……という方もいらっしゃるかもしれません。
でも、チロリアンニットポーチの毛糸刺しゅうなら大丈夫!
図案は掲載していますが、あくまで目安。不揃いなくらいが「愛嬌」があってかわいらしいポーチができあがります。

 

▲図案を参考に、気楽に刺していきましょう

 

▲花びらの角度や長さなどお好みで調節してください。刺しなおしも簡単にできます

 

▲ポインセチアを意識して、中心にはグリーンとイエローの2本どりでフレンチノットを入れてみました


お花の図案は3種類、刺しゅう用の糸は4色セットしていますので、どんなデザインにしようか考える時間もわくわくです。

 

▲手持ちのビーズをあわせるなど、アレンジもたのしめそう



棒針編みだけでなく、いろいろなクラフトの要素を盛り込んだ特別なポーチのキット。ちいさな作品ですので、ちょこっと手を動かしたい、毛糸で何かつくってみたいという方にもおすすめです。

 

 


「チロリアンニットポーチ キット」はこちらから