並太くらいの糸がおすすめ、シンプルなデザインのミトンを編みましょう。
こちらのカートに、フリーパターンをご用意しています。
糸を組み合わせたり2本取りにしたり、編み地を工夫するのもおすすめです。
◆気分転換にもおすすめの、かんたんミトン
まるで絵本の中に登場するような、ちょっぴりとぼけた味わいのミトン。手の形に自由にフィットするゴム編みの編み地を利用して、とてもシンプルに仕上げます。
棒針編みの基本ができれば、大丈夫。
ベテランニッターさんには、気分転換にもなりそうです。
◆お好みの糸をセレクト
表目だけをねじり目にしたゴム編みは、7号棒針で輪に編み進めます。
今回は、編み込みの試作に使ったバーラムユーの編み込み用糸「Pip」を2本取りにしてみようと思います。
▲手元にあったPip。カラーはヨークストン、ロザートン、ウェスリーボブ、ローズウィンドウを使いました
◆ゲージを測ります
もし推奨のゲージよりも目数が多かったら、そのまま編むと小さくなってしまうかもしれません。号数を1号大きくしてみる、<2目>の倍数で増やすなどして調整します。
反対に、目数が少なかったら、そのまま編むと大きくなってしまうかもしれません。
号数を小さくする、<2目>の倍数で減らすなどして調整します。
段数に関しては、編みながら測って調整しましょう。
▲今回はゲージ調整なしで編みます
編地は伸びますが、ねじり目をするために、裏目の部分が引っ張られます。目がゆるすぎると肌が見えてしまいますし、きつく編みすぎるとフィット感がなくなってしまいます。
ほどよい目の詰まり具合で編んでくださいね。
▲表目をねじるので、手にはめると裏目の部分が広くなります
◆ミトンにぴったりの糸たち
ねじり目のミトンにおすすめの糸です。最初にミトンをデザインしたときに使ったのは、手紡ぎの糸でした。
▲手紡ぎの糸。くるみと椿で染め上げられています
アレグリアグランデも、ぴったり。多色づかいでカラフルなミトンになります。
▲両手で60gくらい使いました。1かせ(100g)でじゅうぶん完成です
途中で糸を替えたり、細い糸を2本取り、3本取りと引き揃えてもいいですよね。いろいろ試して、お気に入りの編み地を見つけてください。
◆輪でぐるぐると編んでいきます
編み方を、さっと写真で紹介します
▲5号輪針を使用して、1目ゴム編みのカフを
▲ヨークストンとロザートンを合わせて、7号輪針でねじり目のゴム編み。親指部分は別糸に休めます
▲手のひらが編みあがったら、最終段で減らし目をして絞ります。糸が足りず、ゲージをほどいて足しました
▲ヨークストンの糸がなくなってしまったので、親指はロザートン2本取り。かえってアクセントになるかも?
▲同じパターンを2枚編んで、水通しをしたら完成です。Pipをあわせて46g使いました
編み物の練習にも、シンプルなものを短時間で編みたいときにもおすすめのパターン。ニットの時期はまだ先かもしれませんが、ぜひご活用ください。