【WSレポート】佐藤千香子さん「ソックブランクを染めよう」

In Diary

2023年8月5日(土)に、テキスタイル作家・佐藤千香子さんを講師に迎え、染色ワークショップ「ソックブランクを染めよう」を開催しました。

★佐藤千香子さんのアトリエを訪問した記事はこちらから

★ソックブランクについての解説はこちらから

 

この日は、アレグリアのソックブランクに「コンタクトダイ」の手法で色をつけ、「絞り染め」のように編地をゴムでまとめ、ユーカリポポラスで「煮染め」するという内容。

佐藤千香子さんのワークショップは2回めの開催ということで、今回はスタッフも参加、ソックブランクの染色に挑戦しました。

ふだんは編み物レッスンや、リネンバードのソーイング、刺しゅうのワークショップを行うことが多く、お鍋を火にかける「染色」はムーリットにとってもなかなか貴重な体験……ということで、当日の様子を写真でレポートします。終日ユーカリの香りにつつまれた、リラックスした雰囲気の会でした。

 

 ▲「煮染め」につかう、ユーカリポポラス。佐藤さんのお庭の枝をわけてもらいました。同じポポラスでも黄色に染まるもの、オレンジに染まるものがあります 

 

 

▲中央が佐藤千香子さん。コンタクトダイに使う天然の染料や、紅茶やアボカド、マリーゴールドやひまわりの花など、色の出る材料をたくさんご用意くださいました。ここから、ブュッフェのように好きな染料を選んでいきます

 

 

▲コンタクトダイに活用するユーカリ シネレア。オレンジに色づきます。こちらも佐藤さんのお庭からおすそ分けしてもらったもの

 

 

▲スタッフの「コンタクトダイ」染料の配置がおわったところ。悩みに悩んで、縦半分が無地になるようにしてみました。今回参加されたみなさん、あまり迷わずにささっと作業に入られて、とてもかっこよかったです

 

 

 

▲載せた染料を巻き込んでいきます。ここがいちばん難しいところだったかもしれません

 

 

▲ゴムでまとめててるてる坊主のようになりました。ここから煮染めで色をいれていきます

 

 

 

 


▲お店の裏手にコンロを設置して、ユーカリの葉と一緒にぐつぐつ煮ていきます。すこし色が出ているのがわかりますか?しばらく煮たらすこし冷まして、ほんの少し煮汁につけた状態でお持ち帰りです。1日おいてから、ゴムを解いて開きます


 

 

▲巻き込んだ染料を外してみました。アカネやウコン、紫根のかたまりは次回の染色にもつかえるとのことなので、大切に保管。輪ゴムもいい色になりました。そのまま1時間ほど空気に触れさせてから、水洗いして乾燥させます

 

 

▲スタッフ2名が染めたソックブランク。ユーカリポポラスの、オレンジ~茶系のカラーで煮染めしました。記憶が新しいうちに、もう1枚染めてみたい!

 

 

 

残り僅かですが、佐藤千香子さんが染めたソックブランク作品の販売もしています。

 

 ▲「佐藤千香子 プラントダイド ソックブランク TAATパターン付き」

 

染色していない、まっさらなソックブランクの販売もあります。
プラントダイだけでなく、化学染料での色づけにも。自分だけのソックブランクを作ってくださいね。

 

▲「Manos Del Uruguay Alegriaソックブランク」