ソックブランクを編みましょう

In Diary

8月5日(土)に、テキスタイル作家・佐藤千香子さんによる染色ワークショップ「ソックブランクを染めよう」を開催します。(※終了しました)
花や木や種など自然の素材を使って、パネル状になったソックブランクに色づけします。


▲ワークショップの作品例です

 

ソックブランクを染めたら、プロジェクトが完成……というわけではありません。
きょうはソックブランクについて、もうすこし詳しく紹介します。

 

ソックブランクとは?

ダブルソックブランク(double stranded sock blank/ソックブランク)は、染める前のソックヤーンを2本取りにしてパネル(またはチューブ)状の編地にしたもの。
その名のとおり、最終的にはソックスを編むためにつくられたものです。


 

ムーリットで用意したソックブランクは、マノス デル ウルグアイにお願いして、染色前の「アレグリア」2本取りでつくってもらったもの。約65cm×40cmのパネル状の編地です。

 


▲2本取りのメリヤス編地です

 

これはまだ「糸」の形態のひとつ。
これから、まっさらなソックブランクに素敵な色を付けていきましょう。

 

 

ソックブランクを染める

8月5日のワークショップでは、テキスタイル作家・佐藤千香子さんに、天然素材で色づけをする「染色」の工程を教えてもらいます。

 

 

パネル状のソックブランクなら、1枚の布のように扱いやすく、さまざまな技法を取り入れることが可能です。

今回のワークショップは、「コンタクトダイ」「絞り染め」「煮染め」の手法を組み合わせたもの。
どんな色が現れるでしょう……染めるときの状況なども影響するので、思いがけない色や表情に出合うことも。

自然の美しさと偶然のつくりだす色柄でソックブランクを彩ることができる、貴重な体験です。
この機会にぜひ、ご参加ください。(※終了しました)


★2023年8月5日(土)「ソックブランクを染めよう」ワークショップ
講師:テキスタイル作家・佐藤千香子

 


 ▲植物の根や花びら、葉などで色づけするワークショップです

 

 

ソックブランクを編む

ついにクライマックス、染色したソックブランクでソックスを編んでいきます。
ここで「2本取り」が活きることに……

ソックブランクの編み終わりから、2本の糸を少しずつ解いて引き出して、ソックスを編んでいきます。

 


▲写真は染める前ですが、糸端(ソックブランクの編み終わり)から解きます

 


▲2本取りで染色しているので、左右の色の揃った靴下を編むことができます 

 

おすすめは、つま先から編むソックスパターンで、1本の輪針で左右同時編みすること。ソックスのカフ部分の長さを調整できて、ソックブランク向きのデザインです。
ワークショップ参加の方にはムーリットオリジナル、つま先から編むシンプルなソックス「TAAT(two at a time)ソックス」パターンをお渡しします。

 

染色から編みあがりまで、たくさんの工程と時間をかけて完成する、なんとも贅沢な手編みのソックス。
自分の好みをすべて詰め込んで、究極の1足をつくってみませんか?




▲どんなソックスになるか、たのしみ!

 

ソックブランクを販売します

佐藤千香子さんが染めたソックブランク作品を販売をいたします。

また、染める前のソックブランクも販売予定です。
アレグリアを好みのカラーに染めて、自分だけのソックスをつくることができます。